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エジプト旅行レポート(後編)— クフ王ピラミッド貸切とGEM初訪問

大城 道則

JTBエジプトツアー同行記の後編です。前編のナイルクルーズに続き、旅はルクソールからギザへ。40回以上エジプトに通った私にとっても初めての体験が続いた行程でした。

ルクソール — 一日で名所を総なめ

ルクソールではルクソール神殿、カルナック神殿を巡り、王家の谷ではツタンカーメンやセティ1世、さらにネフェルタリの墓まで、あわせて5つの墓を見学しました。ハトシェプスト女王葬祭殿、メムノンの巨像も回る充実の一日です。

今回のツアーで面白かったのが、午後3時の「ティータイム」。私がその日見た遺跡の復習や翌日の予習、ときにはヒエログリフのミニ講座まで、参加者の顔ぶれと関心に合わせて即興でお話しする時間です。実はエジプトでは、登録ガイド以外が遺跡の中で解説をすることは法律で禁じられており、うっかり博物館で解説を始めた私は係員にしっかり注意されてしまいました。というわけで、解説はもっぱらホテルのティータイムで、というわけです。

クフ王のピラミッドを「貸切」で

ギザでは驚きの体験が待っていました。夕方、一般公開終了後のクフ王ピラミッドを貸切で見学できたのです。王の間はもちろん、通常は許可が下りない王妃の間、さらに地下の間まで、内部をすべて見て回りました。テレビ番組で話題になったあの場所を、ツアーの全員で歩けたのは得がたい経験です。長年通っている私でも、ここまで見られたのは初めてでした。

開館後初のGEM(大エジプト博物館)

最終日は、開館後初めてとなる大エジプト博物館(GEM)へ。朝早く入ったおかげで館内はゆったりしており、ツタンカーメンの副葬品一式をほぼ独り占めで鑑賞できました。ドイツ製という展示ガラスは歪みがなく、黄金のマスクの細部までクリアに見えます。窓の外にギザのピラミッド群を望むロケーションも含め、展示空間としては大成功だと思います。

一方で、研究者の目から言えば、歴史をじっくり学びたい人には従来のエジプト考古学博物館もあわせて訪ねてほしいところ。GEMに移されたのはツタンカーメン一式と選りすぐりの名品で、味わい深い収蔵品の多くはまだ旧館にあります。太陽の船も見学し、ハン・ハリーリ市場で買い物をして、10日間の旅は幕を閉じました。

次の旅へ

時間に正確で余裕のある、旅慣れた参加者に恵まれた素晴らしいツアーでした。来年の同行ツアーの話も出ています。そして9月からはいよいよエジプトでのプロジェクトが再始動予定。この公式ホームページも含め、現地からの報告をどうぞお楽しみに。

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