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おおしろ教授の世界古代遺跡探訪⑭【アレクサンドリア図書館】

大城 道則

今回はアレクサンドリアの新しいシンボル、アレクサンドリア図書館とその周辺を歩きます。古代世界最大と謳われた大図書館の記憶を受け継いで、現代に再建された巨大な図書館です。ガラスを多用した近代建築で、海沿いに堂々と構える姿はちょっとしたコンベンションセンターのよう。壁には世界中の文字が刻まれていて、「知の都」アレクサンドリアの復活を宣言しています。

ハイブリッド文化の博物館

図書館には博物館が併設されていて、これが面白いのです。並んでいるのはエジプトらしいアヌビスやホルスの像だけでなく、ギリシア・ローマ様式の彫像、アンフォラ(ワインなどを運んだ壺)、そして頭に穀物枡をのせたセラピス神の像。正面を向いた彫像はエジプト美術というよりギリシア風で、エジプトと地中海世界が混じり合った、アレクサンドリアならではのハイブリッド文化を体感できます。海を渡ればすぐギリシア世界という土地柄が、そのまま展示に表れているのです。

夕暮れの海岸とシーフード

砂漠の調査続きでこの街に来ると、青い海と湿った風がなによりのごちそうです。店先に並んだ魚を選んで調理してもらうシーフード食堂では、エビとイカのフライ、焼き魚が絶品。デルタ地帯は米どころでもあるので、ご飯と一緒に食べる料理は日本人の口によく合います。しかもカイロより安いくらい。夕方の海岸には人々が集まり、椅子を並べてお茶を飲みながら夜まで語り合う、平和な時間が流れます。カイロからはバスで数時間。エジプト旅行の行程に、ぜひこの地中海の街を組み込んでみてください。詳しくは動画でご覧ください。

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